今日は故キム・ヨンエさんの3回忌だそうです。
私が思い浮かべるキム・ヨンエさんは、もちろん「ファン・ジニ」のペンムです。
特にペンムの最期のシーンは圧巻でした。
このシーンについては、こんなエピソードが紹介されていました。
2006年11月頃でした。 KBS 2TVドラマ'黄眞伊'を見ていたときでした。 キム・ヨンエが真っ白な服を着てきれいに踊り、崖から落ちるシーンが出て来ました。 鳥肌が立ちました。 俳優の切実な心境がブラウン管越しに伝わりました。
タイトルロールのハ・ジウォンさんにメールを送りました。 "キム・ヨンエ先生の演技に目を離せない"とね。 後にも先にも、俳優がTVで演技するのを見て、当事者でもない、一緒に演技する同僚にそんな連絡をしたことはありませんでした。
文字を送るやいなや、ハ・ジウォンさんから電話が来ました。 ハ・ジウォンさんも"その場面を見て涙を流していた"と言いました。 実際に涙声でした。 多分以心伝心だったようです。 多分同じように感動を感じたようです。 だから、真夜中、突然のメールに、答えのメールでもなく電話をしたのでしょう。 嗚咽することもなく、爆発することもなく、きれいな線を淡々と舞いながら、これほどまでに感情を揺るがすということを、一緒に感じたようです。元記事はコチラ
かつて、キム・ヨンエさんはこのように話されていたそうです。
倒れるまで最善を尽くすのが演技者の姿勢
最後の作品となった「月桂樹洋服店の紳士たち」でも、命の限り演技に邁進されたことが明かされています。
すさまじい俳優魂です。
「ファン・ジニ」はジウォンさんの美しさを堪能できる作品ですが、妓生としてのチニを見る場合、やはり師匠のペンムあってのチニだということを感じます。
先ほど引用した記事は、旧ブログでも取り上げています。
"Stay home"のお供に、キム・ヨンエさんを偲びながら「ファン・ジニ」を観るのもいいかもしれません。